ストレス・デトックス!春野菜
春キャベツに新玉ねぎ、筍、ふき、アスパラ、菜の花、そら豆にえんどう豆、ニラや三つ葉等々、今が旬の『春野菜』がスーパーには溢れています。今が旬の『春野菜』は、前年の寒い時期(晩秋から冬)に種まきをしたり、苗を植え付けた野菜たち。寒い冬の時期に地中に根を張り、我慢してじっと暖かくなるのを待っていたのです。春が来て気温が上がってくることでムクムクと大きくなってきた野菜たちなので、柔らかくて甘味もあり、みずみずしいのだそうですよ。だけど、強い香りや独特な苦味を持つものも多いのが、『春野菜』の特徴のひとつです。この香りや苦味の成分には、あらゆる病気の原因やカラダを老化させる原因にもなる活性酸素を除去する抗酸化力がたくさんあるようです。
特に香りと言えば、「三つ葉」ですが、春のストレス解消に効果あり!なのだそうです。
その香りの成分が、健康面でも効果的な役割を果たしていると言われていて、食欲増進や消化促進の働きがあり、ストレスやイライラなどを鎮め、不眠症にも効果があると言われています。新生活などで、メンタルの乱れやストレスを感じやすいこの時期は、特に積極的に食べたい食材のひとつです。
「薬膳」の考え方では、春は植物や食物同様に人間のカラダも目覚める季節で、冬の間に落ち込んだ新陳代謝のせいで、結果的に溜め込んだ脂肪や毒素、老廃物などを解毒・浄化するデトックス効果を発揮するのが『春野菜』ということです。
4月になり、お勉強等に頑張っているお子様にとって(いえ、大人にとっても)、ストレスは切実です。疲労感も相当なものだと思いますので、『春野菜』をふんだんに使った簡単レシピで、食卓を彩ってみませんか!
ということで、一品目は、お子様にも食べやすいクリーミーなパスタレシピです。
筍etc.の『春野菜』のえぐみは、牛乳や生クリーム、さらにチーズのような乳製品との相性が抜群なんですよ~♪牛乳や乳製品のコクと旨味のおかげで、筍etc.の『春野菜』がまろやかでミルキーな味わいに仕上がります。乳製品の風味が加わることで、『春野菜』の特有のえぐみも気になりません。
【春野菜たっぷり★クリーミーパスタ】 2人分
・牛乳 1と1/2カップ
・小麦粉 小さじ2
・コンソメ(顆粒) 小さじ2
・粉チーズ 大さじ2
・バター 10g
・塩こしょう 適量
<春野菜>
・筍、新玉ねぎ 各1/2個(約100g)
・そら豆 3~5房(房から取り出し、下茹で後皮をむく)
・グリーンアスパラ 4本(はかまをとり、食べやすい長さにカット)
・菜の花 Ⅰ/2束
・春キャベツ 2枚(一口大にカット)
・ベーコン 2枚(細切り)
・パスタ:~フェットチーネ 150g (クリームが絡みやすいように平麺にしました!)
①筍は、ヌカで下茹でした状態から、穂先は薄切りに、根本は繊維に沿って短冊切りにする。そら豆も下茹でして、準備をしておく。他の春野菜はカットのみ、パスタと一緒に茹でていきます。
②鍋に熱湯を沸かして、パスタを茹でていく。パッケージの茹で時間の2~3分前から、アスパラ・菜の花・キャベツを入れて茹で上げます。
③フライパンにバターとベーコン、玉ねぎ、筍を入れて炒め、小麦粉を入れて炒め絡めていく。そこに牛乳を2~3回に分けいれて、ダマをのばしながら、コンソメと粉チーズも入れていく。そら豆も入れて、ごく弱火でトロミが付くまで煮たら、火を止める。
④塩こしょうで調味して、②が茹で上がったら水気を切って加え、サッと絡めたらすぐにお皿に盛り付けて完成です。
★春野菜は、なんでもOK!野菜の固さによって、下茹でするかを考えます。
基本はパスタと一緒に茹でていきますが、お鍋に入れるタイミングは調整してください。
二品目は、簡単にできる「三つ葉」を使ったサラダです。「三つ葉」は汁物やごはん等の添え物として使うだけではないんです。生食することで、そのままのたっぷりの栄養価が取り込めます。
【三つ葉のサラダ】
・三つ葉 1パック
・ツナ缶 1缶
・生姜のすりおろし 小さじ2~
・焼海苔 2枚(あぶっておく)
●マヨネーズ 大さじ2
●醤油、すりごま 各小さじ1
①三つ葉は洗い、3㎝幅位にカットし、水気をしっかり切る。
②ボウルにツナ缶とすりおろし生姜を和え、①を入れて、小さくちぎった海苔とあらかじめ混ぜ合わせておいた●を入れて、サックリと混ぜ合わせたらできあがり!
*「三つ葉」の葉の緑の濃い部分は、ビタミンCやβカロテン、カリウム、カルシウムなどが豊富で、旬の時期にはより含まれる栄養価が高くなるので、旬に食するのはオススメの野菜ですから、サラダで大量消費はいかがでしょうか~♪