クイックエネルギー食
5年生、6年生になると「塾弁」が必要になって参ります。
「塾弁」とは、塾で食べるお弁当のことです。 これを腹ごしらえと捉えるご家庭、また夕飯と捉えるご家庭等様々ですが、何にしても『腹が空いては戦ができぬ~』ということわざがありますように、お勉強の効率が低下することは間違いありません。
白石学習院では、【応援デリカ】があり、毎日、お勉強に頑張る子供さん達の頑張り続ける力が発揮できるようにと、カラダ&頭脳に良い食事として、考えて作られている【応援デリカ】のご提供となっています。 でも、ゆっくりと食事をしている時間がない子供さん達ですから、「塾弁」は手早く栄養が摂れて、力を蓄えられる【クイックエネルギー食】となってきます。
そんな「塾弁」ですが、もちろん、ご家庭から手作りでご持参いただくお弁当が基本です。でも、「何を入れたらいいのか?」「何をどのくらい持たせたらいいのか?」というお話が聞こえてくることも多々!
そこで、このようなご質問等をいただいた時にお話している<塾弁ポイント>についてご紹介してみましょう。
<塾弁ポイント>
①量は若干少なめで!
腹七分目位がちょうどいい~♪満腹になってしまうと脳の働きが鈍るどころか、停止してしまいます。眠くなるのはそのためなのです!
②お弁当の中身は食べやすい工夫を!
食べる時間が10分~20分以内と、案外短いようです。手軽なもの、ワンハンドで食べられるもの、ピックに刺したり、お弁当用のカップで小分けにしたり…と食べやすいものが重宝するようです。
③少しでも栄養が摂れること!
中に入れたり、上にのせたり~と、コンパクトに凝縮してみましょう。例えば、ひとつのハンバーグの中身にも入れられる限りの(!?)具材を入れてみるのが、私流の塾弁です。
☆ひとつの味付けが濃くなるのはNG!味付けが濃いものを食べた後は喉が渇いて水分ばかりを欲するようになります。
☆甘い菓子パン的なものばかりになると、食べた気分にならず、満腹感が得られないように思います。
☆お勉強をしている頭に一番大切な栄養素は炭水化物です。
頭の働きに一番大切な栄養素:炭水化物の中に含まれるブドウ糖は、頭にとって唯一のエネルギー源になるものなので、脳活=脳の働きに最適です。ちなみに、オリンピックに出場するアスリートの試合前の食事のことを【クイックエネルギー食】というのだそうですが、日本選手は、”おにぎり”派が圧倒的に多いのだそうです。(アメリカの選手はレーズンなのだそうですよ!)日本では、’ごはん’が伝統的な【クイックエネルギー食】ということになるのでしょう。
今回のレシピは、そんな’ごはん’を使って、主食でガッツリと満腹感を得てもらえるように、そんな【クイックエネルギー食】となるごはんと、6月~7月が旬の蛸(=タコ)を使った【たこ飯】のご紹介です。なぜタコかというと、タコには、タウリンという即効に脳を活性化する栄養素が含まれているのです!栄養ドリンクなどに多く含まれているタウリンです。これを「塾弁」に取り入れた、”即効☆脳チャージ”に持って来い!の【クイックエネルギー食】になりそうですね~♪
【カラフルたこ飯★パエリア風】 3~4人分
・米 2合 ~洗米して水分を切っておく。
・茹でたこ 150g ~一口大にカットしておく。
・ベーコン 2枚 ~適当な大きさにカットしておく。
・玉ねぎ、ピーマン、赤&黄パプリカ、人参 各1/4個 ~みじん切りにしておく。
・ニンニク 1片 ~みじん切り
・ホールコーン 適量
・グリーンアスパラ(トッピング用) 2本 ~下茹でしておく。
・オリーブ油 大さじ1
・塩こしょう 適量
*水 2カップ
*固形コンソメ 1個
*パプリカパウダー 小さじ1
*サフラン 3~4本(無くてもOK!)
①鍋にオリーブ油とニンニクを入れて炒め、香りが出てきたら、たこ、ベーコン、玉ねぎ、ピーマン・パプリカ、人参、コーンを入れて、塩こしょうをし、しんなりするまで炒める。
②米を入れて、さらに炒め、全体的にまとまってきてギシギシする感触になるまで炒める。
③*の調味料を前もって合わせておき、②に加えてひと混ぜしたら、鍋のフタをして、中火~強火で沸騰させ、沸騰後弱火で10~15分炊き、火を止めた後10分間蒸らしたらできあがり!
グリーンアスパラをトッピングしてお召し上がりください。
★②までを鍋で行なって、その後炊飯器に*の調味料と共に入れて、スイッチONでもOK!ですよ。
★少しでも栄養がたっぷりと取り込めるように、カラフルをイメージして具材をチョイスしてみましょう!