愛情レシピ

冬こそ食べたい☆“おでん”パワー

寒~い時期になると、熱々の“おでん”はとても魅力的!
こんにゃく、がんも、大根、ちくわ、厚揚げ、はんぺん、玉子等々、お好みの具材は何ですか?
記録的猛暑が続いた今年の夏、冷房や冷たい食べ物や飲み物の取り過ぎで、今の時期、思いの外カラダだけでなく体内もダメージを受けているのだとか。そんなカラダに“おでん”は食べるべきパワーがたっぷり!らしいのです。夏の疲れは、免疫力の低下としてまだまだ残っているらしいとのこと。免疫力の低下は、受験生にとって大敵のインフルエンザや風邪などの感染症にかかりやすくなってしまいます。
そんなカラダが熱々の“おでん”に反応するのは、“おでん”がカラダの防御機能に最適だからかもしれません。
実際、コンビニで売られている“おでん”が一番よく売れるのが、10月~11月、もしくは12月初旬なんだそうですよ。
ちなみに、“おでん”の人気の具材は、

①大根 ②玉子 ③こんにゃく ④ちくわ ⑤はんぺん&がんもどき!

この他にも厚揚げや餅巾着などがありますが、豆腐を使った具材が多いのが、“おでん”パワーのポイントのようです。
純度の高いたんぱく質の吸収が、インフルエンザと戦う免疫力を司る小腸をガードしてくれること。そして、これらの各単品の具材が、“おでん”にすることで、相乗効果からパワーアップして、カラダの防御機能もアップするのだそうです。

「相性の良い具材を食べ合わせてパワーアップ!」

食べて欲しい“おでん”の具材

⑤【ちくわ】

魚肉たんぱく質(=スケトウダラ‘白身魚’)はたんぱく質が凝縮されているため、腸からの吸収に優れ、ウイルスと戦う抗体を作ります。
“おでん”で食べ合わせるとより効率良くたんぱく質を吸収できる食材が【じゃがいも】【白米】。ビタミンB群の吸収率をUPさせ、良質なたんぱく質に変化します。
湯通しした後、入れて煮込むと塩分減になりますよ。

④【がんもどき】

良質なたんぱく質に刻んだ野菜‘人参や枝豆、ひじき等’が入っていて、腸の機能を高めるオリゴ糖(腸内の善玉菌を増やす)も含まれるため、ウイルスと戦う力が増すだけでなく、エネルギーに変わり免疫力がアップします。【がんもどき】は鉄分やビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップします。オススメは【ブロッコリー】!ビタミンCが豊富なので血の流れを活性化します。

③【ロールキャベツ】

野菜類が少ないと思われがちな“おでん”の中で、【ロールキャベツ】は免疫細胞活性化の機能を高める「ビタミンの宝庫」。ビタミン類を一気に取れる新食材です。
出汁に溶け出したビタミンCなどが、味の浸み込みやすい栄養素を吸収する具材に混ざり込んでいくようです。オススメの食材は【大根】で、ぜひ一緒に食べたい一品です。

②【昆布】

【昆布】の食物繊維がウイルスから守る小腸をガードします。小腸の粘膜にバリアを張り、ウイルスの増殖を抑えます。“おでん”出汁にはたっぷりの食物繊維が溶け出しているので、その栄養素を吸い込んだ【こんにゃく】や【牛すじ】は食べ合わせたい具材のひとつ!【こんにゃく】はカルシウムやミネラルが効率よく吸収され、【牛すじ】はコラーゲンが豊富なため、骨を丈夫にするパワー(骨量・骨質)に持って来いなのだそうです。
さらにパワーアップさせたい場合は【とろろ昆布】のトッピングがベスト!とろろの酢が栄養吸収の促進に効果的で、より免疫力をアップしてくれるそうですよ。

①【玉子】

“おでん”の【玉子】は多くの栄養素を持ったスーパー食材!脳&血管を活性化するパワーが最強なのだそうです。そんな【玉子】の豊富な栄養素に欠けているものが、ひとつ‘食物繊維’。“おでん”で煮込むことで出汁にもなる【昆布】が補い合い、腸をも守る最強【玉子】に変身します。

 

冬に“おでん”を食べるのは理に適っているんですね~。
免疫細胞の約70%は小腸に集中しているため、小腸を維持する食材の種類が豊富なだけでなく、“おでん”には様々な栄養素が含まれているということです。
免疫力アップに欠かせない栄養素は、たんぱく質、食物繊維、ミネラル、カルシウム、ビタミン(A・C・E・B2)です。出汁=つゆを介してコトコト煮込み、浸み込んでいくことで、他の食材が吸い込むこれらの栄養素で、どの具材を食べてもいろいろな栄養素がバランス良く取れるということなのです。
60~70度の中火でコトコト40~50分煮込むのが美味しい“おでん”の作り方。
沸騰させると栄養素が壊れてしまうので要注意!です。作ったその日に食べた方が栄養素のビタミンCが壊されずにきちんと取れるそうです。具材はその日に、出汁はそのまま利用するのがベストな“おでん”作りのポイントです。