冬の優秀食材★【れんこん】
‘たくさんの穴がある’ことから、将来の見通しが良いと言われる縁起を担いだ食材【れんこん】。受験真っ最中の今だからこそ、【れんこん】はぜひとも取り入れたい優秀食材なのですよ!
【れんこん】の旬は秋から冬ですが、通年手に入る食材で、【れんこん】にこんな栄養があったのか!と驚いてしまうほど、ビタミンやミネラルなど健康にも役立つ栄養成分がたっぷり。
- 不溶性食物繊維がたっぷり
【れんこん】には水に溶けない不溶性食物繊維が豊富に含まれています。不溶性食物繊維には腸の中で便のかさを増して排出しやすくする働きがあるため、お腹のお掃除にはバッチリ!整腸作用で便秘改善にもOK!です。
- レモンに匹敵する“ビタミンC”
なんと【れんこん】にはレモンに匹敵するといわれるほどの“ビタミンC”が含まれています。“ビタミンC”には美容だけでなく、カラダにも良い働きがたくさん!
免疫力を高めて風邪の予防にも役立ちますし、お馴染み「受験生には持って来い!」の頭脳の働きに良いとされる『脳活栄養素』のひとつです。“ビタミンC”は水溶性のためカラダの中に溜めておくことができないため継続摂取が必要です。
果物だけでなく、食事でも“ビタミンC”が取れる【れんこん】は頼もしい食材です。
- むくみ予防の“カリウム”
“カリウム”には余分な塩分や水分を排出する働きがあります。
顔がむくんだり、足がむくむetc.要注目です。
- 抗酸化作用を持つ“ポリフェノール”
【れんこん】を切って放置しておくと段々黒っぽくなる原因こそが“ポリフェノール”の一種のタンニン。細胞の酸化を予防して老化防止のための細胞の活性化に役立ちます。
- 咀嚼力の増加
【れんこん】は歯ごたえのある食材のため、食べようと思うと必然的に噛む回数が増えます。‘咀嚼’には脳を活性化させる働きもあるため、噛む回数が増えると付加的なメリットが~♪また、そのまま食べるだけでなく、ハンバーグなどのかさ増しに入れるなど工夫次第で料理のカロリーオフにも役立ちます。
【れんこん】の健康効果は、栄養価の高さから免疫力が強化されるため、バテバテのカラダの疲労回復や滋養強壮に良いとされます。また、“ビタミンC”も豊富ですから、ストレスにも強く、精神的な疲労で体調を崩しやすい時にはオススメです。
おまけに、【れんこん】の“ビタミンC”は、デンプンに守られているので加熱しても壊れにくいのです。そのため、【れんこん】は昔から薬膳で使われてきた食材で、【れんこん】を加熱して食べることで「気を補う」「気を益す」とされています。「気」とはエネルギーのことで、気力が足りない時や精神的な疲れを感じている時に食べると良いと言われます。
そんな優秀食材の【れんこん】を味わっていただきたくて、夕飯の一品になる【たたきれんこんのすき焼き煮】と夜食にも最適な【トロ~リれんこんスープ】のレシピのご紹介です。
【たたきれんこんのすき焼き煮】 2人分
・れんこん(太めのもの)300g
・牛薄切り肉 200g
・生しいたけ 1パック(6個)
・えのき茸 1/2袋
・青ネギ 1/2束
- 醤油・酒・みりん 各大さじ2
- 水 2/3カップ
・砂糖 大さじ2
・牛脂(あれば) 適量
①れんこんは四つ割りにし、ビニール袋に入れて麺棒などで軽く叩き、大きいところは手で一口大にちぎる。(たたきれんこんにすることで、味がしみ込みやすくなります!)
②しいたけ、えのき茸は軸を除き、食べやす大きさに切り、青ネギは4~5㎝長さに切る。
③フライパンに①のれんこんを入れて焼き色が付くまで焼きつけた後、牛脂またはサラダ油と砂糖を入れて、サッと熱する。
④③を一箇所にまとめて、空いているところに牛肉、しいたけ・えのきを順番に入れていく。●を加えて煮立ったら、フタをして中火で10分程度煮る。
⑤フタを取り、青ネギを加えて、時々肉や野菜の上下を返しながら約5分程度、煮汁がなくなるまでに煮る。
【トロ~リれんこんスープ】 2人分
・れんこん 150~200g(すりおろし)
・カニ缶 1缶(約50g)
・出汁 3カップ
・木綿豆腐 1/2丁(約150g)
・青ネギ 適量(小口切り)
- 酒 大さじ1
- 醤油 小さじ1
- 塩 小さじ2/3~1
- 生姜の搾り汁 小さじ1
- ごま油 適量
①れんこんは皮をむいた後、酢水にくぐらせて、すりおろす。(黒くなりません!)
②出汁に①とカニ缶を入れて、フツフツと煮る。(風味は違いますが、カニかまぼこでもふんわり感が増して、美味しいです。)豆腐も手で割り入れて、温める。
③●の調味料を入れ、ネギを散らしてできあがり。