風邪のひき始め&予防に!【酸辣うどん】
12月に入り、日に日に気温が低くなってまいりました。
インフルエンザの情報もあちこちで耳にするようになり、厳戒態勢の冬の季節がやって参りました。
気になるのは、家族みんなの風邪予防。防寒はもちろんのこと、マスクで喉を守ったり、手洗いうがいを徹底するなど、しっかり手を打っておきたいところです。
“日々の食事で風邪予防や応急処置に努めるのが、母の役目!”と言わんばかりに、薬膳効果のある食材を取り入れてみるのもひとつの方法ではないでしょうか。
今回は、そんな風邪に焦点を当てたレシピをご紹介してみましょう!
インフルエンザと言えば、風邪の中でも「熱」が一気に高くなり、「熱」が要因となる熱風邪です!カラダはだるいし、カラダの節々が痛いし等、辛いですよね~。
東洋医学=漢方の世界では、熱の風邪の特徴は「赤」や「黄」の色で表されるそうです。
顔色や鼻水、痰や尿など排泄物がこのような色!と言われると、当てはまります。
「熱」は、水分を蒸発させる性質があります。
洗濯物も気温(「熱」)の高い夏の方が乾きやすく、ドライヤーも温風の方が乾きやすいですよね。なので、「熱」が高い風邪にかかると、体液が蒸発して汗となるため、体内の排泄物の水分量が減り、色濃く出てくるのが特徴となるようです。
喉の痛みも「炎」症と呼ぶように、「熱」により喉が傷ついている症状なのです。
熱風邪症状とは、こんなもの!(=チェックリストです)
- 熱が高い
- 汗が出る
- 顔が赤い
- 鼻水や痰が黄色く粘りがある
- 喉が渇く
- 喉の痛み
などがある
というわけで、熱風邪は「熱」を冷ます食材を使ったレシピで、予防や応急処置をいたしましょう。
アレ?!っと思ったら、おうち薬膳!
キーポイントとなる食材は、【もやし】です。
特に、‘緑豆もやし’がオススメ!中国では、緑豆は「熱」を冷ます暑気払いの定番食材で、夏の季節にはよく登場してくる食材です。それを応用して、「熱」を冷ます効果に使いましょう。でも、風邪の「熱」ですから、「熱」からくる悪寒を和らげるために、トロミとあっさり酸味で食欲につながる熱々の【酸辣うどん】はいかがでしょうか。
‘酸辣湯’のうどんバージョンですから、更に、「熱」を冷ます効果のある筍も使います。
後は、喉や粘膜、免疫力を高めてくれる、きのこやネギ、豚肉等をたっぷりと使いましょう。
風邪をひいたら、たっぷりもやしの【酸辣うどん】です。
【酸辣うどん】 1人分
・うどん 1玉
・もやし 50g(約1/3個)
・筍(水煮) 50g
・しいたけ・しめじ 1/3株
・生姜 1片分:千切り
・豚こま薄切り肉 60g
(下味:塩こしょう 適量)
・卵(溶いたもの)1個
・白ネギ・青ネギ 適量(斜め切り)
・ごま油 小さじ2
- 水 300ml ●鶏がらスープ 大さじ1 ●醤油 大さじ1 ●塩 少々
- 酢 大さじ1~お好みで ●水溶き片栗粉 小さじ1~大さじ1
- 辣油 お好みで
①もやしはサッと洗って、筍、しいたけ・しめじは食べやすい大きさにカットし、豚バラ肉も食べやすい大きさにカットして下味をつけておく。
②鍋にごま油を熱し、千切り生姜と白ネギ少々を炒めて香りが出たら、①の豚肉と食材を炒める。
③②に●の水、スープを入れて煮たら、醤油、塩で味付けし、卵を流し入れたら、酢と水溶き片栗粉でトロミをつける。
④茹でたうどんを器に盛り、③を回しかけてネギをトッピングで完成です。
*お好みで、辣油も入れてくださいね!