【節分】の“福豆”のリメイク!
「鬼は外、福は内」!
【節分】の日には、ご家庭で‘豆まき’や‘恵方巻き’を食べたりされましたか。そもそも【節分】とは、「季節の変わり目」という意味の言葉です。旧暦では【立春】は新しい年を迎える大切な節目だったために、昔から豆や米などをまいてお祓いする習慣があったそうです。昔々、季節の変わり目には鬼がやって来て、病気や災いをもたらすと信じられていたようです。豆や米には不思議な力があるとされており、‘豆’を鬼の目である「魔目」にめがけて投げれば、魔が滅する=「魔滅」という意味から、“豆をまく”と鬼を追い払うことができるという由来なのだとか。この由来から、一年の大きな節目に当たる【節分】に豆をまき、その後一年間無病息災に過ごせるよう、歳の数だけ豆を食べると良いという習慣になったということです。そのため、“節分豆”は“福豆”とも呼ばれます!
‘豆まき’の豆の主流は大豆!大豆には、あなどれないほどの健康効果があるのは皆さんもご承知のことと思います。「畑の肉」とも呼ばれることも多い大豆は、たんぱく質が豆類の中で一番多いだけでなく、動物性たんぱく質に非常によく似た性質を持つ、とても優れた栄養食品です。また、お勉強に頑張る子供たちには嬉しい、頭を活性化させる「ブレインフード」でもあるのです。大豆には、脳の働きをサポートし、脳の神経細胞を構成するのを担う<大豆レシチン>が多く含まれていて、脳内でのスムーズな情報伝達を促進することができる働きをしてくれます。
‘豆まき’が終わった後、一年の健康を祈って歳の数だけ“福豆”を食べることには、健康面での裏付けだけでなく、脳活効果もあったのですね。
でも、意外と‘節分’の後、豆が余ったりしていませんか。せっかく、栄養面でも優秀で「ブレインフード」でもある“福豆”ですから、余ってしまった豆を処分するのはもったいない!です。ぜひ、“福豆”をリメイクしてみませんか!
そこで、いくつかお子様にも人気のある、受け入れてもらえそうなリメイクレシピをご紹介してみましょう。案外、普段のお食事にも使えますよ~♪
【大豆&さつま芋の炒り煮】 4人分
・戻した福豆 100g
・さつま芋 80g(小1本)
・ちりめんじゃこ 適量(30g位)
・片栗粉 小さじ2
・油 大さじ2
・青のり 適量
- 醤油 大さじ1 ●砂糖 大さじ1強
- 和風だしの素 小さじ1/2 ●酢 大さじ1/2
①さつま芋はサイコロ状に切り、水にさらした後、水分をしっかり切る。
②ビニール袋に片栗粉を入れ、①と大豆を入れて、振って混ぜ合わせる。
③フライパンに油を入れて、①を炒め揚げにし、さつま芋に火を通す。火通りが悪いようだったら、少量の水を入れて蓋をしながら、炒め煮にする。
その間に、●を合わせておく。
④最後にちりめんじゃこを入れて炒め、合わせておいた●の調味料を入れて、煮絡めたら
完成!青のりをトッピングしてできあがりです。
★戻した福豆は、節分豆の“炒り大豆”に熱湯をヒタヒタになるくらいに回しかけて、約30分ふやかしたものです。
【福豆★ポークビーンズ】 4人分
・戻した福豆 200g
・豚ミンチ 100g
・じゃがいも 小2個位
・人参 小1/2本
・玉ねぎ 1/2個
・グリーンピース 少量
・油 小さじ2
・コンソメ 大さじ2.5
・ホールトマト 100g
- ケチャップ 大さじ1.5 ●砂糖 小さじ1 ●塩こしょう 適量
①じゃがいも、人参、玉ねぎは、食べやすい大きさに切る。
②鍋に油を入れ、ミンチと①、福豆を炒めて、ヒタヒタの水とコンソメを入れて煮る。
③しばらく煮たら、ホールトマトを入れ、●を入れて調味する。
④味をみて、グリーンピースを入れたらできあがり!(グリーンピースは色取りです)
【福豆の炊き込みごはん】 2合分
・米 2合
・節分豆 20g(大さじ2~3)
~薄皮を取っておきます。
・塩昆布 15g(一握り)
・人参 Ⅰ/3本(千切り)
・しめじ Ⅰ/4パック(石づきを取ってほぐす)
・油揚げ 1/3枚(油抜きして細切り)
・枝豆 大さじ2~3(むき身)
- 酒・みりん 各大さじ1 ●醤油 大さじ1.5 ●和風だし 小さじ1
①米をといて、炊飯器に米と水を入れ、●の調味料を入れたら全体を混ぜる。
②人参、油揚げ、しめじ、節分豆、塩昆布を①の上にのせたら、いつもどおりにスイッチON!
③炊き上がったら、枝豆のむき身を上に散らして、10分程度蒸らしたらできあがり!