“しらす”の魅力
春が旬の“しらす”!
GWの時期になるとニュース映像で、新鮮な“しらす”の【しらす丼】を求めて多くの人が行列している場面をよく見かけたものです。しかし、昨年に続き今年のGWもコロナ禍によるステイホームが叫ばれているものですから、現地に赴いて【しらす丼】を食べる~というのは、まだまだ厳しい感じです。
美味しい“しらす”などの小魚には、豊富な栄養が含まれていることは周知の事実~。
そこで、今回は“しらす”についてのお話です。
そもそも“しらす”とは、特定の魚ではなく主にカタクチイワシやマイワシ等の稚魚のことです。“しらす”は足が早いためスーパーなどで出回っているものは、水揚げした後すぐに茹でた「釜揚げしらす」が多い傾向です。一方で、乾燥させた“しらす”は「しらす干し」「ちりめん」といったように、乾燥の度合によって呼び方が変わります。
また、“しらす”は、骨を含む本体を丸ごと食べられるので、カルシウムをたくさん摂取できる食材です。油分が少なくあっさりとした味わいで、クセがなく食べやすいのも“しらす”の特徴と言えますし、“しらす”は栄養価が高く、食べることで様々な効果効能が期待できるのも魅力のひとつになっています。
<“しらす”に期待できる効能効果>
“しらす”に多く含まれるカルシウムは、骨や歯を作る成分です。
カルシウムを摂取することで、骨粗しょう症の予防やお子様の成長にも役立ちますし、受験生にはポイントとなる、集中力向上に欠かせない栄養素となってきます。
ちなみに、カルシウムの含有は“しらす”よりも、乾燥させたちりめんの方が多いということですが、“しらす”には、ビタミンDも豊富に含まれていて、ビタミンDにはカルシウムの吸収を助ける働きを持っているため、ともに摂取できるということでより一層カルシウムの強化が期待できるそうですよ。
また、“しらす”には、ビタミンB12という栄養素も多く含まれていて、脳神経や脳細胞の再生を促す効果があるそうです。“しらす”を食べることで自律神経を穏やかにし、不眠症や失調症などの症状をやわらげることが期待でき、その他にもカラダの疲労や体力の低下を引き起こす貧血を予防する効果もあるそうです。
どうですか~(!?)、“しらす”の魅力がわかっていただけたでしょうか。
“しらす”は、クセがなくて食べやすいだけでなく、カルシウムやビタミン類などの栄養を豊富に含んだカラダに良い食材だと言うことですねー!
そこで、今回はステイホーム中にお家で簡単に作ることができ、たっぷりと“しらす”を食べることのできる【しらす丼】を紹介します。
実は【しらす丼】にピッタリの、釜揚げしらすの絶品『特製だれ』のご紹介かもしれません~♪
【しらす丼の『特製だれ』】 2~3人分
●釜揚げしらす 30g
●料理酒 30ml
●みりん 20ml
●水 30ml
・醤油 20ml
①鍋に、●を入れて強火でひと煮立ちさせる。
②弱火にして、約2分位アルコール分を飛ばし、アルコールの匂いが無くなり、磯の香に変わったらOK!で火を止める。
③②に醤油を入れ混ぜたら完成です。
【しらす丼】 2人分
・熱々のごはん 2杯分
・釜揚げしらす 約100g
・かつお節 ひとにぎり
・炒りゴマ 大さじ1~
・青ネギ(小口切り) 3~4本
・大葉(千切り) お好みで2~3枚
・もみ海苔 適量
・温泉卵 各1個
・ごま油 各大さじ1
①釜揚げしらすにかつお節と炒りゴマを混ぜる。
②熱々のごはんを器に盛り、青ネギや大葉を周りに散らして①を適量のせ、中央に温泉卵やもみ海苔をトッピングし、ごま油を回しかけておく。
③食べる直前に『特製だれ』のお好みの量をかけて、いただきます。