疲労回復に最適★アスパラガス!
春から夏にかけて味わえる旬の“アスパラガス”が出回る季節になりました。
“アスパラガス”はハウス栽培のものと露地栽培のものがあり、含まれる栄養分も違ってくるそうです。この時期の“アスパラガス”は緑鮮やかで丸々と太っている露地栽培のものが圧倒的に出回ります。
この季節の“アスパラガス”を逃すともったいない理由が~~。
“アスパラガス”は元々、栄養価が高いのですが、春の日差しを浴びて育つこの時期の“アスパラガス”は、1日に5~10㎝も生長するほどパワフルなんですって。
この露地栽培ものは、ハウス栽培ものとは見た目はそれほど変わりませんが、栄養分は格段に優れています。“アスパラガス”は、葉っぱや枝が出る前の成長細胞の若芽を食用として楽しむ緑黄色野菜で、若芽というだけあって、粘膜を保護し、免疫力を高める働きのあるβカロテンやビタミンC、カリウム等がたっぷり含まれていて、穂先には、抗酸化力のあるポリフェノールの一種が含まれているため、血管を丈夫にするとされています。また、新陳代謝を活発にし、疲労回復に役立つアスパラギン酸も含まれています。
アスパラギン酸は名前のとおり“アスパラガス”の細胞から見つかった栄養素なんですよ。「疲労回復に~!」の栄養ドリンク等に入っているのをよく目にする、あのアスパラギン酸です!
また、受験生に嬉しい栄養も、た~っぷり~♪
“アスパラガス”から抽出されるアスパラガスエキスには、GABAが多く含まれているのです。GABAには、血圧を正常に保つ働きがあるので、精神的にも落ち着かせてくれて、集中力もアップする働きがあります。
せっかくの栄養分ですが、調理法によっては流失してしまうこともあるようですから、できるだけ逃さないようにすることが鉄則。栄養成分を効率的に摂るには、加熱しすぎはNGです。今の“アスパラガス”は甘味も強く柔らかいので、サッと茹でるかレンジで蒸すようにします。茹でる際には、ピーラーなどで根元の硬い部分の皮をむくと茹で上がりが早くなります。皮をむいたら大きめの鍋にたっぷりのお湯で切らずに根元の部分から一呼吸をおきながら、1分半から2分位を目安に茹でていきます。
レンジの場合は、ラップをして2分程度加熱します。火が通ったらすぐに冷たい水に取って熱が入り過ぎないようにするといいですよ。
“アスパラガス”は鮮度が命!美味しさと鮮度が比例するため、買ったその日に食べるのがベストです。鮮やかな緑色が、料理に彩りを添えてくれて、お弁当の添え野菜にも重宝しますし、スープにすれば逃げた栄養成分もそっくりそのまま摂れるので、おすすめです。
そんな“アスパラガス”を使ったおすすめレシピをご紹介しましょう。
【アスパラガスの肉巻き】です。“アスパラガス”のアスパラギン酸と、豚肉のビタミンB1で疲労回復にばっちりのメニューです!
忙しい時には、豚バラ肉で巻いたものを焼く(オイスターソース小さじ1程度で絡めます)だけで手早くできますが、今回のレシピは、豚ミンチでつくね風にしてみました~♪
【アスパラガスの肉巻き★つくね風】 2~3人分
・アスパラガス 1束(5~6本)
・胡麻油 大さじ1
<つくねの材料>
・豚ミンチ 200g
・白ネギ(ニラでもOK!)1/2本 ~みじん切り
・しめじ Ⅰ/3パック ~みじん切り
・生姜 1片 ~みじん切り
・溶き卵 Ⅰ/2個分 ・醤油 小さじ2
・片栗粉 大さじ1~
●醤油、酒、みりん 各大さじ2
●砂糖 小さじ2
①アスパラガスの下処理をしておく。 ●の調味料を合わせておく。
②つくねの材料をボウルに入れて、粘りが出るまで混ぜる。
③アスパラガス1本づつに、②をそのまま巻いていく。(やわらかいので手でムニュ~と言った感じで簡単に巻きつけられますよ!)
④フライパンに胡麻油を入れ、③を並べて焼き固めていく。焼き色が付いたところで料理酒(分量外)を少々ふりかけてフタをして、しばらく蒸し焼きにする。(Ⅰ~2分程度でOK。)
⑤つくねに火が通ったら、●の合わせておいた調味料を入れ、照りがついたらできあがり!
*ちょっぴり居酒屋風になるので、子どもたちやパパにもウケの良い一品になりますよ♪