【節分豆】は“福豆”!
2月3日の【節分】の日には、‘豆まき’をされたご家庭を多かったかもしれません。
【節分】という「季節の変わり目」は、旧暦で言われる【立春】を“新しい年を迎える大切な節目”としていたために、お祓いをする習慣から豆や米などをまいていたとされているそうです。昔々は、季節の変わり目(丑寅の方角)に鬼がやって来て、病気や災いをもたらすと信じられていたようで、豆や米には不思議な力があるとされており、‘豆’を鬼の目である「魔目」にめがけて投じれば、魔が滅する=「魔滅」という意味から、“豆をまく”と鬼を追い払うことができるという由来なのだそうですよ。ちなみに、“鬼”は丑寅の方角から連想されて、鬼の角は‘牛の角’でトラ柄のパンツをはいているのは‘寅’からきているのだって!(何だか、怖い“鬼”がかわいくなってきませんか~)この由来から、一年の大きな節目に当たる【節分】に豆をまき、その後一年間無病息災に過ごせるよう、歳の数だけ豆を食べると良いという習慣になったということです。
そのため、“節分豆”は“福豆”とも呼ばれます!
‘豆まき’の豆の主流は大豆!
大豆には、あなどれないほどの健康効果があるのは皆さんもご承知のことと思います。
「畑の肉」とも呼ばれることも多い大豆は、たんぱく質が豆類の中で一番多いだけでなく、動物性たんぱく質に非常によく似た性質を持つ、とても優れた栄養食品です。
また、お勉強に頑張る子供たちには嬉しい、頭を活性化させる「ブレインフード」でもあるのです。大豆には、脳の働きをサポートし、脳の神経細胞を構成するのを担う<大豆レシチン>が多く含まれていて、脳内でのスムーズな情報伝達を促進することができる働きをしてくれます。
‘豆まき’が終わった後、一年の健康を祈って歳の数だけ“福豆”を食べることには、健康面での裏付けもあったのですね。
でも、意外と‘節分’の後、豆が余ったりしていませんか。
せっかく、栄養面でも優秀で「ブレインフード」でもある“福豆”ですから、余ってしまった豆を処分するのはもったいない!
そこで早速、“福豆”のリメイクです。
今回は『きなこ』にしてみました。『きなこ』は大豆を砕いたもの~♪
『きなこ』にしておけば、お正月から余ってしまっているお餅やパンなどと一緒に、ちょっとしたおやつにもなりますから!
【福豆きなこ】
・節分豆(炒り大豆) 適量(残った分)
・砂糖 きなこの1/2量位
・塩 ひとつまみ
①節分豆(大豆)をフライパンで乾煎りする。(炒ってある大豆ですが、さらに炒った方が香ばしく仕上がります。)
②少し香ばしい香りがただよって来て、大豆が温まる程度で火からおろして、ミルサーにかける。
③ミルサーによっては、粒が残ってしまうことも多々ありますが、気になれば取り除く。~粗い目のきなこもポリポリしておいしいです!
④③に砂糖と塩を混ぜて、“きな粉餅”や“きなこトースト”に変身~です!