愛情レシピ

お気に入りの水菜!

   最近、我が家ではコロナ禍ということもあり、ひとり鍋がチョットしたブームになっています。簡単に野菜やお肉、魚などのたんぱく質がしっかり取れて、何だかホッとできる一品です。そして、私のお気に入りの食材が“水菜”!

しゃぶしゃぶや寄せ鍋に“水菜”を入れる、と言う方も少なくないと思います。“水菜”は今の時期が旬。

水分が多く、一見か細い感じがする“水菜”ですが、実は栄養面では優れた野菜なのですよ。

“水菜”は『京菜』とも呼ばれ、江戸時代の初め頃から京都で栽培されていた日本伝統の京野菜なのだそうです。

“水菜”の名前の由来は、無肥料で水と土だけで栽培されていたからとも、水分がたっぷりだからとも言われています。

今ではハウス栽培も普及して一年中出回っていますが、今の時期は味のよい露地栽培の“水菜”が出回ります。

京都では、『水菜が並び始めると冬本番』と言われ、“水菜”を入れた鍋を楽しみにするそうです。~少々、時期がズレてしまった感じではありますが…笑。

“水菜”は、鍋物等に入れると魚や肉の臭みを消してくれるので、鍋物等にはピッタリ!の野菜です。“水菜”は歯ごたえがシャキシャキとしてよいものの、茎や葉が細くて、小松菜やほうれん草などに比べると頼りない感じがしますが、見た目とは違って栄養面は抜群!確かに水分が90%以上ですが、意外にも栄養価は高い野菜なのです。

例えば、抗酸化作用があり、美肌効果や免疫力を高める効果がビタミンCは100gあたり55㎎含まれていて、これはレモンの1/2個分以上に当たるということで、驚きです。

また、骨の生成を促したり、体内の余分な塩分を排出して血圧の上昇を抑える効果があるようです。さらに、カルシウムも100gあたり210㎎と、牛乳の約2倍も含まれているということで、野菜では抜群に多いそうですよ。

“水菜”の栄養は、茹でると流出してしまうため、鍋物にする場合は、最後にご飯やうどん等を入れて、優れた栄養を逃さないようにスープと一緒に食べるのがGood!です。

ビタミンCを意識するならば、生食のサラダがオススメ!油との相性が良いのでサラダであれば、オリーブ油やごま油等をかけたり、またサッと油炒めにするのがベスト!

豊富なカルシウムを効率よく摂るには、カルシウムを吸収しやすくする効果を持つビタミンDを含むシラスや鮭などの魚類やきのこ類を合わせるようにするといいでしょう。

今の時期の“水菜”は、味が濃くて風味が強い露地栽培物が店舗に並びます。茎がしっかりしていて全体に量感があり、緑色が濃いものをみつけたら露地栽培物で美味しい“水菜”かもしれません。

そこで、少しでも簡単な“水菜”を使ったメニューをお知らせしたいので、今回はスープ&パスタにしてみました。もちろん、お鍋はご家庭のお味で召し上がれ~♪

今回の我が家のお鍋は、【水菜のはりはり鍋】です。

【水菜のはりはり鍋】 ~一人鍋です!

・だし     2カップ

・薄口醤油  大さじ1/2

・豚バラ肉、人参、大根、えのき、“水菜”

【水菜のパスタ】  2人分

・パスタ     2人分(160g~)

・合挽ミンチ   50g

・“水菜”    1/2束(約50g)~ざく切り

・人参・玉ねぎ  1/4程度 ~千切り

・しめじ     1/2パック

・バター     小さじ1(5g)

・和風だしの素  小さじ1/3

・醤油      大さじ4/3

・砂糖      大さじ1

①パスタを茹でている間に、バターでミンチ、人参、玉ねぎ等を炒め、食材が1/4程度浸る水で煮ながら、調味料で味を付ける。

②水分が無くなったところで、茹でたパスタと水菜を入れてサッと炒め合わせたら、完成!

★パサつくようであれば、水溶き片栗粉でトロミを付けても美味しいですよ!

【水菜のふわふわスープ】  2人分

・コンソメスープ 水500ml+コンソメ小さじ1

・醤油     小さじ1

・塩     小さじ1/3

・絹豆腐    1/4丁 

・溶き卵    1個分

・“水菜”   1/2束 ~ざく切り

①コンソメスープで食材に火を入れて、最後に溶き卵を溶かし入れたら、できあがり!